XL2のMangachuらNA3選手放出で広がる波紋

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XL2 AcademyがチームのフレックスDPSであるカナダ代表のMangachuをリリースしたことが明らかになりました。

Mangachu本人によると、XL2は地元ニューヨーク出身のプレイヤーを獲得したい意向らしく、代わりにMangachuがはじき出される形になったようです。

MangachuはOWL入りこそしていませんが、ファンの評価は高く、現役リーガー以上とする声も少なくありません。コンテンダーズだけでなく、カナダ代表としても充分な実績を残してきた選手です。

さらに、Mangachu以外にもGoliath、Coleman16もLFTを出しており、XL2からは現時点で3人のNA選手がリリースされたことも明らかになりました(おそらくJerも放出)。

以下はXL2公式のツィート。

XL2は地元ファンへのアピールのためNY出身選手のトライアウトを公募しています。おそらく、来季は韓国人選手2人とベルギー人Logix+NY出身のルーキー3人という構成になる可能性もあります。

コンテンダーズNAの解説を担当していたAvastはこのXL2の決定に疑問を呈していますが、MangachuらNA3選手を放出し、実績のないルーキーや無名の地元出身者3人を入れることで、XL2がコストカットを狙っているに違いなく、非常に嘆かわしいとコメントしています。

2019年シーズンからはリージョンロックが採用されることで、比較的安価なNA外の選手、特に韓国人選手は3人までに限られるため、残りのNA選手はPRという名目で地元出身者で安く賄おうとしているのではないか?ということでしょうね。

さらに、今回の3人の放出には、2019シーズンから採用されるアカデミー優遇措置も関係しているとAvastは考えています。

コンテンダーズ2019シーズンではシーズン1開幕時にはすべてのアカデミーチームに本選出場枠が無条件で保証されています(2018 S3の成績的にトライアル降格でも)。そのせいでアマチュアチームのSecond Windは今回のコンテンダーズNAで準決勝に進出したにも関わらずトライア降格がすでに決定しています。

コンテンダーズ公式サイトの説明では2019シーズン2からはアカデミーにも降格ルールが適用されることになっていますが、実際は翌年の2020年になると再びアカデミーには本選出場枠が保証されているそうです(ただし、公式発表ではない)。

つまり、シーズン2でトライアルに降格しても、翌年になればアカデミーには本選出場枠が保証されるため自動的に昇格することになります。

XL2が無名の選手を3人もロスターに加えることができるのも、こういったアカデミー優遇措置が裏事情としてあるのではないかとAvastは考えているわけですね。

昨シーズンは明らかにFlowerよりもよいパフォーマンスを残していたMangachuにとっては、Flowerがトップチームに自動昇格したことも辛い出来事であったのではないかとしています。

XL2の親チームであるNYXLは表向きは地元NYのファンとの結びつき、エンゲージメントを高めるための決定としているようですが、この点についてSeagullは以下のようにツィートしています。

地元へのアピールということなら無名の地元選手や韓国選手3人と契約するだけでなく、何故MangachuらのNA勢も残さないのか?リージョンロックやPRだけでなく、コストカットなり何か他に理由があるのではないか?ということでしょうね。

ちなみに、今季のXL2には韓国人選手はWooHyalとTiziの二人しかいません。Seagullが”sign more 3 koreans”としているのはもう一人韓国人選手と契約して、Logixは移籍金目当てでとりあえずチームに残しておくと考えているのかもしれませんね。


アトランタのSephyコーチも、コンテンダーズNAはロスターの半分をローカルタレントで戦えるほど甘いものではないよと言ってますね。そういった不遜な考えはファン、プロを目指す選手、そしてNYXLのマーケティング含めて誰のためにもならないとしています。


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