ブリザード社員が抗議のストライキ、エピック社CEOも香港支持に同調、その頃サッカー界では・・・


「Blitzchung事件」におけるブリザードの対応に抗議する同社の社員が本社前でストライキを敢行しました。

ストライキに参加したのは社内の12~30名程度のごく一部のグループで、ブリザードのシンボルでもある本社屋前にあるオーク像の前に集まり、Blitzchung選手と香港への連帯を表明しています。

参加者のひとりは、「ブリザードが選手に対して下した処分は非常に恐ろしいものでしたが、驚きはしません。ブリザードは中国で多くのマネーを作り出しています。しかし、今、会社は我々自身の価値観を守れないという厄介な状況にあります。」と語っています。

この事件に関連して、TCG界のレジェンドであり、ハースストーンのキャスターも務めていたBrian Kibler氏は、ブリザードの処分はあまりにも厳しいとして、同タイトルのグランドマスター大会には今後一切関わらないことを明らかにしています。

また、ブリザードと同じく、中国のテンセント社が株式を保有するエピック・ゲームズのTim Sweeney CEOは、ファンからTfueが試合後のインタビューで”Free Hong Kong”を唱えたらこれを容認するのか?という問いかけにたいし、「当然だ」と答えています。

さらに、エピック・ゲームズは、フォートナイトのプレイヤーとクリエイターが政治問題と人権問題について発言する権利を支持することを明らかにしています。

テンセント社はActivision Blizzardの株式を5%、Epic Gamesの株式40%を保有しています。

興味深いことにサッカー界でも同様の事件が起きています。9月10日に香港のホームで行われたW杯2次予選の香港対イラン戦では試合前に中国国歌が流れると1、香港のファンが大ブーイングを浴びせたため、FIFAは「スポーツイベントを通じて不適切なメッセージを発信した」として香港サッカー協会に1万5000スイスフランの罰金を科しています。そこに中国代表はいませんでしたが。


日本の国旗を引き裂こうとする中国サポーター

2004年、中国内で反日感情が巻き起こっていた当時、同地で開催されたアジアカップでは、日本代表の試合前の国歌斉唱で大ブーイングがスタジアムに響き渡り、さらに選手を乗せたバスが中国サポーターに取り囲まれるという事態まで発生しました。

当時、日本代表を率いていたジーコ監督は「国歌演奏のときにブーイングするのは納得がいかない」と話していたそうです。

中国青年報はこれらの反日行為について「こうした愛国には誰も喝采しない」とし「スポーツと政治を混同するな」と指摘しましたが、これは4年後に北京五輪を控えた中国による、人種差別的な行為に対する国際社会からの批判を避けるためのポーズではないかと言われています。

FIFAはその後も、この件に関して中国側に制裁措置を科すことはありませんでした。

脚注:

  1. 香港の国歌は中華人民共和国の国歌が使われています。