The makers of the popular games ‘League of Legends’ and ‘Valorant’ have hired an online vigilante who hunts video game cheaters. https://t.co/hXOXg0SUBo
— VICE (@VICE) September 14, 2020
OWではOverwatch Police Department(OWPD)の名前で知られるチート自警団を率いていたGamerDocことMohamed Al-Sharifiが、Riot Gamesのアンチチートチームのアナリストとして採用されたことが明らかに。
I can officially announce I will be working with the Vanguard team at Riot
Read: https://t.co/g7ar61uufk
— GamerDoc (@ItsGamerDoc) September 14, 2020
現在OWPDはAnti-Cheat Police Departmentに名前を変えて活動中だが、GamerDocが運営するディスコードではユーザーからの報告をもとにゲーム開発チームにそれらのリポートを提出していたほか、チートフォーラムやディスコードに潜り込みチート開発者の情報を収集するなどの活動もボランティアで行っていた。
熱心なチート対策への取り組み1の一方で、承認欲求の高さ故か過去には独善的な振る舞いや問題行動2もあったGamerDocだが、ここ数ヶ月間は経済的に厳しい状況が続いていたようで、Riot Gamesに入社できたことを心から喜んでいると話している。
スタッフによると、ValorantとOWのチート自警団のディスコードはこれまでどおり運営を続けていくとのこと。
Riot Gamesは、最近ではValorantのアンチチートプログラムを覗いたハッカー向けに求人広告を出すなど3、チート対策に積極的なだけでなく、ユニークかつ柔軟なリクルートも行っている。
追記:
ことし8月のViceの記事では、ValorantのアンチチートチームのリーダーであるPaul Chamberlain氏が、GamerDocの情報が迅速なチーターの検挙に大いに役立ったとその活動を評価していた一方で、同じく有益な情報を得いていたはずのBlizzardはこの件に関するコメントには応じなかったとのこと。
2018年にOWPDを結成したGamerDocは、現在OWとValorantの自警団ディスコードにそれぞれ数千人のメンバーを抱えているが、曰く、活動中に多くの敵を作ったことにより4、とあるグループが彼の暗殺者を雇うためのクラウドファンディングまで起ち上げていたという。
脚注:
- https://d3watch.gg/?p=12712
https://d3watch.gg/?p=12710
https://d3watch.gg/?p=13355
https://d3watch.gg/?p=13435
https://d3watch.gg/?p=13025
https://d3watch.gg/?p=13061 - https://d3watch.gg/?p=12974
https://d3watch.gg/?p=12980 - https://news.yahoo.co.jp/articles/2c51fb23850b418e5601532c5e106d876e1f28a4
- これまでにOWとValorantで5万~7万人のハッカーが彼の情報によりBANされたと本人は推測しているが、業界関係者によると、この数は十分にあり得る数字であるという。