New York Excelsior
更新履歴:
2020/1/12
昨シーズンはビッグ3の一角として24-6でアトランティックデビジョン1位の成績を残したものの、サンフランシスコとヴァンクーバーに比べて明らかに実力では劣っていた。
これまでは守備的でカウンターを狙ったパッシブな戦い方を持ち味としてきたが、新シーズンではよりアグレッシブで試合の主導権を握る戦いを目指した戦力補強が伺える。
昨季のメンバーからはMeko、Fl0w3r、Pineの3名が抜けたものの、実質的な損失と言えるのは先発オフタンクを務めていたMekoのみで、オフシーズンに補強したHotba、Bianca、Whoruらの実力と実績を考慮すると全体としては戦力的な上積みが十分期待できる。
前身のLW Blueを中心として結成されたロスターも既に半数以上がチームを去ったものの、精神的支柱のSaebyeolbeをはじめコアメンバーは3年目を迎え、オールコリアンロスターながら地元NYでもファンの人気は高い。
ダメージ:
🇰🇷Saebyeolbe
🇰🇷Libero
🇰🇷Nenne
🇰🇷Whoru
新加入のWhoruは能力に疑いはないものの、Lunatic Haiなど過去に所属したチームで規律上の問題を引き起こしている。彼が起用法に不満を持ったときにチームとしてどのような手綱捌きを見せるのか、さらには、昨季のようにメタ次第ではSBBのリーダーシップを犠牲にするようなことがあるのか、不安要素がないわけではない。
全てのプロジェクタイルをトップレベルで使いこなすLiberoのフレックス性能はチームにとってもかけがいのない存在。ポジション的にはWhoruがそのライバル。SBBとNenneが担当するであろうヒットスキャンは他のトップティアーと比較するとやや爆発力に欠けるが、トレーサーをはじめフランカー性能は極めて高い。
タンク:
SBBと共にチームを支えるベテランのManoはキャリータイプのMTではないがリーグ随一の守備的MT。今季はよりアグレッシブになると噂されるチームの戦い方に合わせてプレースタイル変更を迫られるかもしれない。昨年同様にMTは控えがいないため、ハードスケジュールの今季は大きな不安が残る。
Mekoを失ったとはいえHotbaのフレキシビリティと積極的な姿勢はチームにとっても確実にプラス要素、場合によってはDPSもこなすことができる。現時点では控え候補のBiancaだが、昨年のガントレットではシグマで良いプレーを見せている。
サポート:
初代シーズンMVPのJjonakも3-3が猛威を奮った昨シーズンはその持ち味を発揮することは難しかったが、2-2-2導入以降はメカニカルの高さを存分に発揮。心身ともにタフな選手とはいえ、今季もバックアップのいない状態が続いている。
地味ながら安定しているAnamoは今季も陰からチームを支える頼れる選手。控えを任されるManduはよりアグレッシブなプレイメイカータイプのルシオとの評価だが、リーグ規定年齢に達する6月までプレーすることはできない。
コーチ:
ヘッドコーチのPavaneがロンドンに去ったが、昨シーズンのプレーオフではアシスタントのIMTが実質的なコーチングを行い攻撃的チームへの転換を図っていた。その彼が今季ヘッドコーチに昇格したことで、チームスタイルにも変化の兆しが見られ、昨季プレーオフでの戦いぶりからファンには好意的に受けとめられている。