シーズン開幕からオーバーウォッチリーグ欠場が続く成都ハンターズですが、このほど海外メディアのGGReconの取材から正式にチームが解散したことが明らかとなりました。
Chengdu Hunters exit Overwatch League
開幕直前のリーグ発表では、チームが将来に向けて状況を精査しているとコメントするに留まっていましたが、このほどGGReconの取材を受けたBlizzard広報から、成都ハンターズがリーグから正式に撤退したとの声明が出されています。
2019年のOWLシーズン2でリーグ参戦を果たしたハンターズは、韓国人ロスターを中心とする他の中国チームと異なり、オール・チャイニーズでリーグを戦う唯一のチームで、GOATS全盛期にはボール構成を軸に戦うなど、メタにとらわれないユニークな戦い方から、中国だけでなく海外ファンの人気も高いチームでした。
Thanks for the memories. pic.twitter.com/O1JihDlV1r
— Yiska (@YiskaOut) June 20, 2023
2021シーズンには、それまで最弱候補の一角とされながらも、この年のシーズンMVPにも選ばれたLeaveの活躍もあり、チーム初のプレーオフ進出を決めています。
今季はシーズン前から親会社の経営難もあり、事実上の解散状態にありましたが、今回のBlizzard広報のコメントをもって正式にチーム解散が決定したことになります。
先日報じられたように、OWLはトロント・デフィアンスを所有するOverActive Mediaと未払いリーグ参入費用の免除や実質的な損失補填で合意していますが、リーグを統括するSean Miller氏からは、将来的なリーグ縮小の可能性も示唆されており、しばらく前に撤退報道もあったロサンゼルス・グラディエーターズや、数年前から深刻な財政難が続くヴェガス・エターナルなどがハンターズに続くのではないかとの見方もあるようです。