[OWCS]「VARRELは連携がよく取れたチーム」-元OWLコーチ3人の対談第二弾まとめ

Overwatch Champions Series

元OWLコーチ3人が出演した対談第二弾の模様がRedditに投稿されていたので、その内容を簡単にまとめました。

Overwatch University Episode 3 ft. Aid NineK Rush Rough Translations
byu/Finklemeire inCompetitiveoverwatch

出演していたのは、前回と同じ3人のコーチです。2022年にダラス・フューエルでOWLを制したRushヘッドコーチ、元サンフランシスコ・ショックのアシスタントコーチで現OWCS解説者のNinek氏、同じく元コーチでOWLプロとしても活躍したAid氏の3名です。

今回の対談は、先日Crazy Raccoonの優勝で幕を閉じたOWCS Asia大会前に行われています。

ちなみに、記事サムネは中央がRush、右がAid、左はNinekコーチではなく、OWレジェンドのRascalコーチです。

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Aid:パシフィックのトップチームはKR下位のチームと争えるだけの実力があると思います。Nyang(韓国選手)もフィジカルは非常に優れています。

Ninek:同感だね。パシフィックとアジアチームの問題点は、韓国のトレーサーに対抗できないこと。トップレベルのトレーサーと対戦した経験がないから対処の仕方がわからない。韓国の平均以下のトレーサーを他地域に連れて行けばすぐに最強のトレーサーになるだろう。

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Aid:自分はトッププレイヤーのPOVを参考にしながら真似しています。

Ninek:タンクは難しいかもしれないが、DPSなら動画などでプレーをコピーすることは難しくない。

Aid:サポートもそうです。サポートにとってはポジショニングが非常に重要で、それをコピーすればいいのです。

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Aid:VARRELは日本のナンバーワンチームで、OWWCにも出場したメンバーです。このチームはとても連携が取れているように感じます。他の地域のプレーを見ると、フィジカル頼りのプレーばかりですが、彼らを見れば本当に連携が取れているのがわかります。

Aid:Rushコーチはこの日本チームについてはどう思いますか?

Rush:彼らは少し年齢が高いのが気になる。日本でOWの人気が高まっているのだから、新しい才能に投資したほうがよいと思う。中国も若い頃から一緒にプレーし続けたプレイヤーがその後大きな番狂わせを演じてきた。新しい才能を見つける時期が来たのではないかと思う。

Aid:OWは今日本でとても盛り上がっているので、みんなが新しい才能の誕生を期待していると聞きました。

Rush:私が言いたいのは、将来有望な選手を早めにスカウトして、1~2人の若手をチームに入れて育成すべきということ。

Aid:そういう意味ではKSGは彼らにとても合っているように思います。

Rush:彼は20歳くらいか、いいんじゃないか。

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Aid:日本とパシフィックはどちらが優れていますか?

Ninek:自分が見た限りではパシフィックだね。

Aid:同じく。

Ninek:問題はパシフィックのタンクはほとんど印象に残らなかったことだね。

Aid:パシフィックのDPSは優れていると思いますが、日本はその逆でタンクはとても良いと思います。

Ninek:タンクはとても重要だから、日本のタンクがパシフィックのタンクにプレッシャーをかけて相手を凌ぐことができれば違いを生むことになるだろう。

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Aid:Falconsがボール構成を採用するという話が本当ならボールはSmurfがプレーするだろう。

Rush:Crustyマジックを過小評価してはいけない(※Falconsコーチ)。FalconsはHanbinがボールで出撃するかもしれない。

Ninek:SmurfはGOATS全盛期にサンフランシスコ・ショックで私と一緒にボールを猛練習していたよ。

※実際にTeam Falconsがボールを採用することはありませんでした。

Rush:本物のレッキング・ボール使いと単にボールを出せるという選手では明確な差がある。本物のボール使いは本当に怖い。

Ninek:あの中国人選手か。

Aid:Amengのことですか?

Rush:彼は旧タイプのボール使いだからそれほど怖くなかった。彼からポジションを奪ったGagaのことだよ。

Ninek:Gagaは本当にいい選手だったね。

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Ninek:ボールの話が出たところでメタがどうなるか興味がある。

Rush:ボールがメタ環境になるほどプレーされるとは思えない。

Ninek:ボール/アナ/ゼニヤッタ構成なら上手くいくかもしれない。

Rush:シンメトラ/オリーサ構成で潰せる。TPしてきたオリーサに破壊されるよ。

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Aid:Esports Woldcupで中国から1枠出場しますが、Guxueは本当にすばらしいですね。

Rush:中国にはGagaもいるしね。

Aid:この2人ならGuxueのほうがレイジのお手玉は上手いと思いますね。

※どちらも中国選手ですが、Fearlessが半引退状態にある今、Guxueは現在世界最強のウィンストンと評価されています。最強ボール使いのGagaはウィンストンの名手としても知られています。

Rush:FearlessとGagaは実はとても仲が良いんだよ。

Aid:上海ドラゴンズのアカデミー時代(Team CC)にチームメイトでしたね。

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Aid:新ルールのクラッシュはフラッシュポイントよりは楽しいですが、ちょっと時間が短すぎますね。

Rush:そうだね。速すぎるから少なくともポイントごとに2回の当たり合いは必要だと思う。楽しいことは楽しいが、デザインもちょっと単純すぎると感じる。

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一部大会での採用が噂されるヒーローBANについては、Ninekがミラーマッチを抑止することになると、とても気に入っており、Aidは有望なアイデアと感じている一方で、機能するかまずは見てみないと分からないとしている。RushもEU/NA地域でそれが上手く機能するか様子を見るべきと考えている。

※欧米のFACEITリーグと今夏のEsports WoldcupでヒーローBANが採用される案が浮上していますが、現時点ではまだ何も決まっていません(関連記事)。あくまでも大会独自のシステムであり、ゲーム本編への実装やBlizzardとは直接関係ありません。

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