[OWCS] Smurf「英語が上達したのはSinatraaのおかげ」―元OWLコーチとの座談会コメントまとめ

Overwatch Champions Series

今季限りでの現役引退を表明したSmurfが、元Dallas FuelコーチのRush氏とNinek氏の対談にゲスト出演していたので、以下、Redditにポストされた対談内容のまとめになります(一部割愛)。

[Ninek] smurf’s retirement was the biggest reason why I helped Falcons. I wanted him to finish strong.
byu/uaenas_ inCompetitiveoverwatch

内容は韓国語>英語>日本語へと翻訳しているため、実際の発言とは趣旨やニュアンスが異なる場合があります。Q:は視聴者からの質問です。

Ninek: SmurfはOWLで私が最初に獲得した選手です

当時Ninek氏はShockのアシスタントコーチを担当しています

Rush: 僕はElement MysticのトライアルでSmurfを落としたことがあるぞ

Q: 英語を流暢に話せることについて

Smurf: そんなにうまいわけではないですけど、基本的なコミュニケーションはできます。Shock時代に欧米のチームメイトが助けてくれたおかげです。とても仲がよくて、いろいろ話しました。彼らが日常会話やボキャブラリーを教えてくれたおかげで上達したと思います

Ninek: Sinatraaのおかげだよね?

Smurf: SinatraaとSmurfはとても助けになってくれました。映画のセリフは速くて理解するのが難しいけど、彼らは僕のためにゆっくり話してくれました。Sinatraaが「モアナ」はよい映画だから一緒に見ようと誘ってくれて、字幕なしで一緒に見ようと言ってくれた。「ちゃんと理解できてる、字幕なしでも見られるね」って何度も言って自信をつけてくれたのを覚えてます。そんな感じでトレーニングしたおかげで上達できたんだと思います

Q: もし一人だけヒーローを選ぶとしたら?

Smurf: ウィンストン

Q: 好きなメタトップ3は?

Smurf: 2019年のオリーサ、シグマ、ドゥーム、リーパーメタ(当時はドゥームはDPS)

Q: 対戦して最も難しかった相手は?

Smurf: 最近も話しましたが、Shuと対戦するのはいつも大変です。アナ/ウィンストンメタの頃から、彼は常にダーツが上手でした。ウィンストンをプレイしていると、敵のアナが何を考えているかわかるようになります。相手のスリープを避けたり避けられなかったりすることがわかるようになるけど、Shuだけはウィンストンでよく寝かされていたような気がします

Ninek: プレイヤーによってもスタイルに違いがあるらしいね

Smurf: そうですね、たしかにそれはあると思います

Ninek: Rushコーチ、ウィドウにもそういった違いがありますよね?

Rush: あるね、Xziが勝てるウィドウと勝てないウィドウがいるよ(笑)

XziはOWLの名ヒットスキャンでRushコーチの教え子

Ninek: つまりどういう意味でしょう?

Rush: 相手の動き次第ということ。例えば、アナに近づくときにADADスパムするウィンストンもいれば、逆にDADAスパムするウィンストンがいる。早めにスリープを使うアナもいれば、遅めに使うアナもいるということ

Smurf: そのとおりです

Rush: Shuはバリアの中にまっすぐ入ってきてダーツを撃ってくる

Q: 断ったオファーの中で一番大きかったオファーは?

Smurf: プロキャリアの中で一番後悔しているのは、ボストンに入る前にヒューストンから届いた高額なオファーです

Rush: なぜボストンを選んだの?

Smurf: 満足のいく額だったこともあるけど、Strikerに誘われたのと、Izayakiと一緒にプレイしたかったから。理由のほとんどはStrikerがいたからです

Q: 自分以外で一番上手いウィンストンと最も過小評価されているウィンストンは?

Smurf: 一番上手いのはFearless。過小評価されている選手については、最近ウィンストンを使う選手が少ないからわかりません

Ninek: Rushコーチ、SmurfとFearlessのウィンストンの違いはなんでしょう?

Rush: マクロ vs メカニクス(フィジカル)とアグレッシブ度

Ninek: Smurfもフィジカルなプレイヤーですよ

Rush: 別の視点から見るとFearlessはアグレッシブすぎる

Ninek: SmurfもShockに加入した頃はそうでしたが、チームはより協調性のあるプレイを望んでいたから2019年の彼はスランプに陥りました

Q: SuperのゲンジとSmurfのゲンジはどっちが上?

当時Shockはチーム事情からMTのSuperがゲンジをプレイしていたことがあります

Smurf: 僕のゲンジのほうが上手かったと思います。コーチにもっとアピールすべきだったかも

Ninek: RascalとTa1yoは残念だったね

当時はDPSのRascalとTa1yo氏もゲンジを担当していました

Smurf: Superは自分のゲンジのプレイをコーチに送ってました

Ninek: Crusty(当時のヘッドコーチ)が私に意見を求めてきたから良かったと伝えたよ。見たら本当によかったから他の2人よりもSuperを選んだ。Smurfをゲンジで使うプランがあったなんて知らなかったよ

Smurf: ゲンジではなくて、実際にはルシオをやってほしいと頼まれたけど、断りました

Ninek: Mothがいたのに君に頼んだの?

Smurf: 2021年の話です

Ninek: あの年はいろいろあったからね

2021年はFdgodがルシオ担当でしたが、ファンからはアグレッシブすぎてFeedgodと批判されていました

Q: 引退後の予定は?

Smurf: まだなにも予定はありません。兵役に入ってその後将来についてゆっくり考えたいです

Ninek: コーチングは?

Smurf: 他人に教えるのは得意じゃないと思います。長い間プレイしてきたからしばらくは休みたいですね

Q: SuperのゲンジとRascalのゲンジはどっちが上?

Smurf: 本職のRascalとタンクが本職のプレイヤーと比較するのは悲しいですね。彼はフレックスDPSです。私ならRascalを選びます。当時は彼が十分に練習する時間がありませんでした。チームとしてゲンジメタに対応する準備ができていなかったと思います

Ninek: ゲンジメタと知りながらゲンジメタの準備をしていなかった理由は?

Smurf: Strikerのトレーサーが本当に上手かったからです。ゲンジが強いのはわかっていたけど、トレーサーを続けました

Ninek: 当時のStrikerのトレーサーは絶頂期だったね

Smurf: 本当に彼はトレーサーが上手でした

Q: もし6v6だったらHanbinとはどんなタンクラインをプレイしたと思う?

Smurf: 2人でOW1の頃に一緒にプレイしたかったと話していました。僕はChoi(史上最高のDVa)としかプレイしたことがなくて、ChoiとHanbinは正反対でした。そういう意味では楽しかったと思います。Choiとはお互いに協調しあいながらプレイしていたように思います。Hanbinなら彼が私に命令していたと思います(笑)。新たな経験ができたと思います

Ninek: Rushコーチ、FearlessはHanbinに指示してましたよね?

FearlessとHanbinはDallas Fuelリーグ制覇時のタンクライン

Rush: まぁ最初に敵陣に飛び込むのはFearlessだからそうなるね。思えばDacoのほうがもっと極端だった。Fearlessが「Daco、行け!」て言うと、Dacoは「イエッサー」て突っ込んでたね。当時はDVaが先に飛び込んでたから。Fearlessは被弾したくないから、Dacoに先に行かせて自分は後からついて行くと指示してたよ

Dacoは元Atlanta ReignのオフタンクでEM時代はFearlessの相方

Ninek: そんな戦術があったんですか?はじめて聞きました

Smurf: Fearlessはとてもクールです。それが僕との違いですね(笑)。彼にはチームを掌握する能力がある。僕はイエスマンで突っ込めって言われたら「はい」と言って突っ込むタイプです

Ninek: 昔からそうだったの?覚えてないけど、それとも変わったのかな?

Smurf:Shock以降はずっとショットコーラーがいるチームばかりだったので、僕がコール必要はありませんでした。だから必要なときだけ指示を出しながら、自分のやるべきことができました。そういう環境に慣れてしまったんだと思います

Ninek: Hanbinが君にたいしてタメ口で話してるのを聞いて驚いたよ。Fearlessには絶対そんな話し方はしないのに(笑)。もちろん二人ともとても仲が良いから冗談のつもりなんだろうけど(HanbinはSmrufより2つ年下で、Fearlessの4つ年下)

Ninek: これも聞きたかったんだけど、きみの意見では誰がOWのGOAT(史上最高の選手)だと思う?これはきみのために用意していた質問だよ

Sumrf: (笑)、それは人それぞれだと思います

Ninek: 遠慮なく言って、これが最後だから

Smurf: (笑)、グランドファイナルで3回優勝したのは僕だけだから、今は僕がGOATと言ってもよいかと思います。将来的には他の人達がもっと優勝して、いつかこの称号を受け継ぐことになると思います。彼らが僕を超えるまでは、僕がGOATでいたいと思います

今シーズン限りで7年以上に渡るキャリアに終止符を打つSmurfですが、本日プレーオフがスタートする「Soop Overwatch 2 Cup」が同選手にとって最後の大会となります。

Smurfが所属するTeam Falconsは、本日、日本時間の午後18時からZETA DIVISION対WAY戦の勝者とアッパーブラケット準決勝を戦います(日本語配信あり)。

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