[Overwatch] ブリザードがアイテム消失ユーザーに神対応

ある日突然それまで苦労して集めてきたスキン、エモート、アイテムの多くが消えてしまったユーザーとそれを救ったブリザードCSのストーリーを紹介します。

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Xbox OneでオーバーウォッチをプレーしているKaleptikさんはゲーム内クレジットが-42,535になってしまうという悲劇に見舞われました。

今年8月、サマーゲームズイベント中にルートボックスを300個購入したKaleptikさんは、なんとか期間限定アイテムをすべてをアンロックすることができました。

そして9月に入り、パッチのアップデート後にKaleptikさんは妙なことに気づきます。何故か見覚えのないルートボックス100個がゲーム内に存在しているのです。

ボックスは開封せずに数日間ゲームから離れていたところ、再びゲームを再開すると、今度は5,000あったはずのクレジットがなんと-1,815になっていました。マイナス！？

Kaleptikさんは訝しがりながらもプレーを続けていましたが、それ以降もボックス100個が出てきては消えたりを繰り返し、その度にクレジットのマイナス額も増えていきました。

更に悪いことにせっかくアンロックした期間限定アイテムの多くが再びロックされた状態に戻ってしまうという悪夢にも見舞われます。

Kaleptikさんは既にブリザードのサポートに問い合わせていたものの、Xbox Oneユーザーであったため、この問題は技術的にマイクロソフト側の問題であり、ブリザードとしても直接関与できないという答えでしたが、一方のマイクロソフトもMSが開発したゲームではないサーバーで起きた問題は管轄外としてKaleptikさんの助けになることはありませんでした。

Kaleptikさんは藁をもすがる思いでredditに自らの苦境をポストしたところ、スレッドのUVは+7000近くにまで上がるほどの注目を集めました。そしてそれはブリザードのカスタマーサポートとして長い間勤務していたAraxon氏の目にもとまり、スレッドに登場した同氏は今回の問題が技術的にはMS側に原因があることを説明します。

それによると、Paypal側でチャージバック（支払取消）が発生し、その後すぐにチャージバックが取消されるという問題がKaleptikさんの購入したルートボックス全てに起きてしまったことが引き金になったとしています。マイクロソフトのサーバーはチャージバックについては検出していたものの、直後のチャージバックの取消については技術的には検出していないことが明らかになりました。マイクロソフト側の言い分としては、支払取消の記録しか残っていないため記録上購入していない商品の補償はできないということなのかもしれません。

この問題は技術的にブリザード側に非があるわけではないものの、最終的にブリザードはKaleptikさんに500個のルートボックスをギフトすることを決めました。そのうち400個はサマーゲームズイベント用のボックス、100個が通常ボックスです。