Kotaku USAのライターが選ぶアイソメトリック(俯瞰視点)アクションRPG10選です。
Ten Isometric Action RPGs Worth Trying
http://kotaku.com/ten-isometric-action-rpgs-worth-trying-1767927614
彼らは何年もの間様々な名称で呼ばれてきた。Isometric RPG, Hack’n Slash RPG, Action RPG (ARPG), Diablo Clonesなど。一つだけ確かなのは、1996年に登場したDiabloがなければ彼らは存在していなかったということだ。Diabloシリーズは多くのアイソメトリックARPGを生み出した。
ここで紹介しているとてもよく似たゲームの中から我々の趣向にあったベストなものをひとつ選ぶのは難しい。願わくばこのガイドがゲームを選ぶ際の手助けになればと思う。
これらのゲームは同じジャンルではあるが、このリストはランキングではない。Borderlands, Secret of Mana(聖剣伝説), Kingdom Heartsなども度々アクションRPGと呼ばれているが、ここでは俯瞰視点、深いキャラクターカスタマイズ、Diabloと似たルートシステムを採用しているゲームに絞っている。
Path of Exile (2013)
Path of ExileはDiablo III以外の選択肢としては最もポピュラーなARPGだ。キャラクタービルドの可能性はほとんど無限で、エンドゲームも豊富、コンスタントにアップデートされ、Diablo IIとの類似点も多い。Diablo IIIにDiablo IIの正統進化を求めていた人はPath of Exileを代わりにプレーすべきかもしれない。とてもクールなスキルジェムシステム、迷路のようなパッシブスキルツリーとこのゲーム特有の目立たない多くの要素により、カスタマイゼーションは無限である。マイクロトランザクション(追加倉庫、追加キャラクター枠、コスメティックアイテム等)を採用しているfree to playだが、これらがゲームバランスを壊すような心配まったくない。
Grim Dawn (2016)
今年2月に正式リリースされたこのリストの中では最新のゲームで最もエキサイティングかつ複雑なゲームのひとつ。Grim Dawnはキャラクターをルートで強化し、可能な限りベストなビルドやスキルを見つけるために何時間も費やすことが好きなプレイヤー向けといえる。デュアルクラスシステム、星座にもとづいたセカンダリスキルツリー、アイテムを通して得られるスキル、膨大な量のアイテムaffixがある。ダークな設定は最初ありがちに映るかもしれないが、何度も何度も深いカスタマイゼーションを繰り返しているうちにそんなことは問題でなくなるだろう。
Nox (2008)
Westwoodが発売したNoxにはランダムなダンジョン生成はなかったものの、メインのプロットは同じながら、ストーリーは3つのキャラクタークラスごとに異なっていた(若者がネクロマンサーで溢れる異世界に引きこまれ生還を目指す)。ARPG(fast-paced ARPG)の隠れた名作は同時代の他のRPGの影に隠れてはいたが、今でもプレーする価値のあるゲームといえる。
The Incredible Adventures of Van Helsing: Final Cut (2015)
Van Helsingはホラーとスチームパンクをミックスした19世紀のゴシックノワールなヨーロッパを舞台にしている。プレイ可能なクラスは世界観に合わせた6つのクラス。Path of Exileにも似たスキルツリーや隠れ家のカスタマイズ要素もある。
Victor Vran (2015)
ビクトリア朝時代の世界観はGrim DawnやVan Helsingを彷彿とさせるかもしれないが、いくつかの異なる点がある。プレイヤーはクラスを選ぶことはできず、唯一のプレイアブルヒーローであるハンターのVictor Vranでプレーすることになる。このゲームでは道中で拾った武器や装備などでプレイヤーが使うスキルが決まるので、同じスキルを延々とスパムするようなことにはならない。これはカジュアルなアプローチではあるが、全てのARPGに複雑なキャラクターカスタマイズが必要というわけではない。他にもユニークな要素としてキャラクターはジャンプや回避行動がとれる。さらにプレイヤーやキャラクターの行動に合わせて辛口なナレーションが入ったりもする。
Sacred 2 (2008)
楽しむためにはそれなり心の準備が必要となるゲームのひとつではある。いくつかのバグは一部のプレイヤーをウンザリさせるかもしれない。それでもSacred 2はARPGとし語る価値がある。探索できるオープンワールドの広さは最大級ともいえる。そしてMMORPGのような膨大なクエストが存在している。
Marvel Heroes (2014)
KotakuのライターであるMike Faheyも述べているようにMarvel HeroesはMarvelのキャラクターとロケーションでDiabloをプレイしているようなものである。Rocket RaccoonやDeadpoolでのプレイはDemon Hunterのそれである。セットはより現代的になり活気がある。このゲームはfree-to-play MMO ARPGであり様々なコンテンツが配信され続けている。
Torchlight II (2012)
Torchlight IIのカートゥーン調のスチームパンクワールドは2012年に発売されたDiablo IIIの大きな選択肢のひとつでもあった。そしてそれはほぼ4年経った今も変わらない。メカニクスとキャラクタービルドはDiablo IIとよく似ていた。そして特徴的な要素のひとつに、PC版Diablo IIIにはなかったLAN co-op(と釣り)がある。
Titan Quest (2006) – Titan Quest: Immortal Throne (2007)
2000年にDiablo IIがリリースされると数多くのクローンが登場した。それらのいくつは駄作であったが、Iron Loreが送り出したTitan Questと拡張のImmortal ThroneはDiabloに優るとも劣らないデキだった。唯一の欠点はマップがランダム生成ではないことだが、マスタリーシステムは数多くのクラスでのプレーを提供してくれた。ボスとのバトル、古代の神話をもとにした世界観(Act IIのエジプトなどは特に印象に残っている)、すべてのARPGにあってほしいragdoll physics(モンスターが倒されたときのモーション)は我々を本当に満足させてくれた。
Dungeon Siege 2 (2005)
The Dungeon Siegeは当初Diabloを3D化してパーティーと行動を共にするというものだった。そしてシリーズ最高作とされているのがこの二作目である。残念ながらSteam版ではマルチプレイは楽しめないが景色や夢中になるストーリーはシングルプレイモードを素晴らしいデキにしている。ペット育成で武器や鎧を食べさせるのも面白い。
Bonus: Diablo I & II & III
以上がハクスラ10選。あなたがテンポの早いアクションARPGにハマっていて、何度もマウスクリックしたりエクセルシートを作っているようなら試す価値のあるゲームだ。すべてのARPGはDiabloにインスパイアされているので、このブリザードのシリーズを挙げないと完璧なリストとはいえない。Diabloの第一作は1996年で今のゲームと比較すると制約もあり短いと感じるかもしれないが、年季の入った、今でも世界に没頭できるゲームである。Diablo IIは現在も小規模ながら熱心なプレイヤーベースによって支えられており、ブリザードもパッチによるサポートを続けているので最新のPCでプレーすることができる。Diablo IIIはオンライン問題によりスタートで躓き、オークションハウスのような賛否の別れる問題を抱えていたが最近は良好な状態にある。コンスタントなアップデートによりエンドゲームは以前よりも良くなっている。