コミュニティの間で様々な意見が交わされている昨日のアップデートですが、これに関して、元OWプロコーチSpilo氏のポストが話題となっています。
legitimately getting to the point where the negativity surrounding Overwatch is more tiresome than the design/balance mistakes that lead to the negativity.
I’m constantly critical of the bad, I also praise the good. I also enjoy playing the game a lot. I’m also optimistic about…
— Spilo (@Coach_Spilo) August 21, 2024
現在は主にコンテンツクリエイターとして活動するSpilo氏は、アップデートの度に、時には厳しい言葉でバランス調整に率直に意見することでも知られています。
今回のポストは昨日のアップデート後に、SamitoやMetroといったトキシック系OW配信者に代表されるような、開発チームへの敬意を欠いた調整批判や、OWのライバルと目されるMarvel Rivalを手放しで持ち上げる意見がコミュニテの間で目立ったことから、こういった意見に向けて出されたポストと思われます。
オーバーウォッチを取り巻くネガティブな意見は、そのネガティブさの原因となっているゲームデザインやバランス調整のミスよりもうんざりするほどになっている。
私は常に悪い点を批判し良い点も称賛してきた。そして、このゲームをとても楽しんでプレイしている。たとえ3歩進んで2歩下がるとしても、このゲームの方向性については楽観的だ。
昨日のパッチは良い例だ。たしかに、ジュノは弱すぎるし、ソンブラ/マーシーの調整は目的もなく奇妙だが、ソジョーンの調整はとても有望だと感じているし、LW/キリコの実験的な変更も気に入っている。欠陥はあったが、全体的にはまともなパッチだった。
私はこのゲームを楽しんでプレイしている。6vs6のテストも楽しみだ。他のシステムも今後の実験が楽しみだし、形になるのが楽しみなコンテンツが山ほどある。それに、ジュノは弱いかもしれないが、この24時間は本当に彼女のプレーを楽しんだ。
情熱や努力の欠片もない安易な批判や感情の暴発。もし私がこのゲームが嫌いで、開発者を信頼していなかったら、とっくに止めているだろう。何度も「オーバーウォッチは死んだ」と発言して影響力を稼ぐような馬鹿げた意見と戦うつもりはない。私のDMには、ゲームを楽しんでいるのに、「OWはくそ」と言われ続けることでうんざりしている人もいる。
こういった感情的な批判の最も悪い点は、概して正当な批判の根拠をも汚してしまうことにある。人々が常に怒っているため、開発に正当な批評を提供する機会はまたしても汚染され、すべての貴重な批判が感情の渦に埋もれてしまう。そして、Twitter/YTでは感情的な意見が注目を集めるせいで、こういった行為はより増長し悪循環が続いていく。
おかしな話だが、私たちはオーバーウォッチにあまりにも怒りをぶつけすぎたせいで、Marvel Rivals (とてつもない可能性を秘めたゲームだが) というゲームに相応しい批評をしているとはいえない。テスト中のゲームであり批評的な視点が必要なのに、人々は「いいね、オーバーウォッチよりはずっといい」という理由だけで、価値ある批評をする機会を完全に逸している。
「信者を黙らせるため」という浅はかな思考でヘイトすることがクールだと思っているこのカウンターカルチャーのナンセンスは、政治的熱狂レベルのバカバカしさに達している。過去1年間、YouTubeやTwitchでこうした会話が絶えず行われていることにうんざりしている。
ゲームに怒りをぶつけるなら、OWから離れて先に進むべき時だ。意図的かどうかに関わらず、君たちの意見はもはや誠実的とは言えないからだ。
思慮深く考えた上でのクリエイティブな批判に費やした努力が、怠惰な憎悪と同類に扱われ、私が与える賞賛が「Blizzardの回し者」として一緒くたにされることにうんざりしている。だから、近いうちにこれについて動画を作るかもしれない。人々がニュアンスをまったく理解できず、むしろ完全に思考停止になってしまうことにイライラするが、もう驚きはしないね。