[OW2] スタジアムモードの今後の展望を明らかにするロードマップが公開―追加ヒーロー7体と新マップも判明

Overwatch 2

本日、公式ブログが更新され、スタジアムモードの今後の展望を明らかにするロードマップが公開されました。

ディレクターの視点 - 「スタジアム」の過去、現在、そして未来
ゲーム・ディレクターのアーロン・ケラーが、スタジアムの開発秘話、バランス調整の方針、そして実施予定の大規模な計画をご紹介します。

既に日本語公式ページも公開されているので、以下、その引用と簡単なまとめになります。

まとめ
  • 開発当初スタジアムは8チームによるトーナメント方式になる予定だった
  • シーズン16開幕時の合計プレイ時間の半分近くをスタジアムが占めている
  • ミッドシーズンからシーズン19にかけてスタジアムに追加されるコンテンツや機能

    • シーズン16
      • フレイヤ
    • シーズン17
      • ジャンクラット、シグマ、ゼニヤッタ
      • エスペランサ、サモア
      • アンランクでのクロスプレイ
      • ビルドの保存と共有機能
      • カスタムゲーム
      • さらなるビルドのバリエーション
    • シーズン18
      • ソジョーン、ウィンストン、ブリギッテ
      • ルート66、ロンドン(キングスロウ)
      • ペイロードレース(2マップ)
      • スタジアム・トライアル(クエスト)
        ※マッチ開始時に提示される課題をクリアすると報酬を獲得
      • 新たなオールスター用報酬
      • 推薦機能
    • シーズン19以降
      • シーズンごとの新ヒーロー
      • ドラフトモード
      • 中国マップ
      • CONSUMABLES(消費アイテム?)
      • アイテム・システムのアップグレード
      • そのほか

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ディレクターの視点 – 「スタジアム」の過去、現在、そして未来

皆さん、こんにちは!コミュニティから寄せられるスタジアム関連の好意的なご意見、そして皆さんがスタジアムを楽しんでいる光景に、開発チーム一同、大変うれしく思っています。また、スタジアムが実装されて間もないにもかかわらず、すでに創意工夫を凝らしたビルドが数多く誕生しています。こちらには、さほど驚きませんでしたけどね。皆さんなら、素晴らしい想像力を必ず発揮してくれると思っていましたから!

さて今回の記事では、直近で導入する変更や、その後の開発計画についてお話しするつもりです。でもその前に、今後の計画をより体系的にお伝えするべく、スタジアムの開発史、つまり「過去」にも少し触れていきたいと思います。せっかくなら「過去、現在、そして未来」という響きのいいフレーズをタイトルに使いたいですしね!それでは、本題に入りましょう。

過去

実をいうと、スタジアムのアイデアは「オーバーウォッチ 2」のリリース前から、それも開発チーム外で温められていました。うちの息子がサンプル・マップ付きの資料を作って私にプレゼンをしてくれたのが、すべての始まりです。それから、この度の実装を迎えるまでに長い年月を要するわけですが…こうした経緯もあって、このモードをプレイすると、いつも息子のことを思い出してしまいます。

スタジアムの初期のバージョンは、今のものと少し異なります。モードの内容に可能な限りバラエティを持たせようとしていたこともあり、当初は8チームによるトーナメント戦を想定していました。各プレイヤーがランダムに表示されたアップグレードを選んで、チーム・デスマッチまたはAI戦に挑戦。ラウンドに敗北するごとに、ライフを1基失っていく…これが初期のスタジアムのゲームプレイでした。しかし、アップグレードがランダムに決まるこの流れでは、敵チームの特徴にあわせて一貫性のある戦略やビルドを構築するのは困難です。

そこで、考え方を変え、各マッチの展開に独自性を持たせつつも、バラエティの豊かさは二の次としたのが、現在のスタジアムです。チームの構成やパフォーマンスに基づいて最適な戦略とビルドを構築できる、バランスと競争性の高いモードを目指した結果、今のバージョンが誕生したわけです。

現在

スタジアムのバランスと競争性をより高めるべく、私たちはすでに皆さんからのフィードバックやプレイ・データに基づいて、各種調整を計画しています。

新たなイベント・モードを公開すると、短期間だけそのモードのプレイ時間が劇的に増加する…というのは、すでに見慣れた光景です。しかし嬉しいことに、シーズン16初週の「オーバーウォッチ 2」の合計プレイ時間のうち、実に半分近くがスタジアムのものと、短期間の増加にとどまらない傾向がスタジアムで見られています。

ミッドシーズンに導入する強化オプションとヒーローのバランス調整の内容は、これから数週間かけて収集するデータに基づいて決める予定です。場合によっては、もっと早めに調整を行うこともあるでしょう。

開発チームが進めてきたスタジアム関連の企画は、他にもたくさんあります。今週の初めには、RedditのAMA(質問コーナー)にて、開発チームが皆さんから特に多く寄せられている質問に回答しましたし、来週には、スタジアムのデータを分析して得られた知見を「ディレクターの視点」の特別記事で詳しくご紹介する予定です。これらもぜひチェックしてみてください。

未来

スタジアムを楽しんでいる方のために、開発チームでは、このモードに関連した大規模なアップデートを数多く練っています。そうです。このモードの導入後も、「オーバーウォッチ 2」の他のモードのアップデートと並行して、新たなヒーロー、マップ、モード、システム、機能などをシーズンごとに実装していきます。

今後2シーズン中に導入する新コンテンツの数は、まさに膨大の一言です。

皆さんに今後の予定をわかりやすく説明するために、詳細なロードマップを以下にご用意しました。

OW2_2025_stadium_Roadmap_1920x1080_SA04.png

ヒーロー:「オーバーウォッチ 2」の最新ヒーロー「フレイヤ」が、シーズン16のミッドシーズンで、スタジアムにも登場します。もちろん、今後追加されるヒーローはフレイヤだけでありません。私たちも、ヒーローのラインナップ拡充はスタジアムにおいて特に重要な要素だと考えているので、今後もシーズンごとにヒーローを複数追加していきます。選べるヒーローが増えるたびに、既存のメタも、ビルドのベストな構成も、激変していくことでしょう。

ゲーム・モード:スタジアムの新モード「ペイロード・レース」と2つの完全新規のマップに加えて、チーム内で「クエスト」と呼んでいる新要素を導入します。クエストは、マッチの開始時にランダムに表示される、モード内のチャレンジです。表示されたクエストの中から挑戦したいものを選び、そのクエストの目標を達成すると、報酬を獲得できます。

システム:新たなヒーローやマップに皆さんも期待しているかと思いますが、ビルドのカスタマイズをサポートする新システムからも目が離せません。シーズン17では、スタジアム外で作ったビルドをマッチ中に選べるようになる、ビルドのインポート/エクスポート機能をリリースします。この機能を使えば、皆さんご自身が作ったビルドだけでなく、コミュニティの他のプレイヤーが作成したビルドもそのまま利用できるようになります。

もちろん、皆さんから多く挙がっている例の重要な要素も忘れてはいませんよ。そう、クロスプレイです!スタジアムにはランク・マッチしかないので、今のところライバル・プレイと同様に、PC版のプレイヤーとコンソール版のプレイヤー混合のグループが認められていません。スタジアムがクロスプレイに対応していない点については、私たち開発チームも何とかしたいと考えていました。そこで現在、スタジアム向けのアンランク・マッチを実装する方法をチーム内で探っています。もしアンランク・マッチがスタジアムで実現すれば、環境が異なってもフレンドとグループを結成できるようになりますし、開発チームも、3ラウンド先取のような変更を加えやすくなるというメリットを享受できるはずです。

スタジアムに関するご紹介は以上です。この記事を締めくくる前に、スタジアム以外のコア・ゲーム・モードへの注力についてもあらためて言及しておきましょう。私たち開発チームはこれまでどおり、膨大な時間とリソース、情熱を注ぎ込みながら、従来のモードの開発にも当たっていきます。スタジアムのせいで、開発リソースの奪い合いが内部で起きているわけではないので、どうぞご安心ください。スタジアムの実装はむしろ、「OW2」のゲームプレイを刷新し、より面白くするうえで大きな活力となることでしょう。

今後のアップデート内容、特にシーズン18の新コンテンツを皆さんにお披露目できる日が楽しみで仕方ありません。きっと皆さんの期待に応えられる内容になるかと思います。それまで引き続き、スタジアムをお楽しみください。ともに素晴らしいゲームを作っていきましょう!

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