オーバーウォッチで「スキルフロア(skill floor)とスキルシーリング(skill ceiling)の比率が最も高いヒーローは誰か?」というガチ勢が集うコンペサブのポストとその議論の内容を紹介します。
Which hero do you think has the best ratio of skill floor to skill ceiling? from Competitiveoverwatch
スキルフロアとスキルシーリングの比率が最も高いヒーローは誰か?
その理由は?「ベスト」はそれぞれの解釈に依るが、スキル=エイムという認識が多すぎる。エイムのようなメカニカル(フィジカル)だけが真のスキルという主張もあるが、このゲームにはクロスヘアを相手の頭に置く以外にも数多くのメカニカルスキルがある。
つまり、スキルフロア/スキルシーリングの比率が高いということは、それだけ敷居が低く入りやすく、極めた時の限界も高いヒーローということになります(他のゲームや文脈次第では意味が異なります)。
- 「ルシオ。とても入りやすいし、マスターするのも難しい」(トップコメント)
- 「ウィンストンも同じ部類だね。上手くプレイする方法を理解するまでは簡単なヒーローのように見えるけどね。トレーサーはスキルの天井がとても高いけど、多くのプレイヤーにプレイされている。一方でウィドウも天井は高いけど、キャリーできない限りまったく役に立たないヒーローで使える場面が限られる」
- 「『ベスト』の意味が、分かりやすいが奥が深く極めるのは難しい、ということならウィンストン。エイムの必要はないしアビリティはシンプルで使いやすい。しかし、レイジは最も難易度が高く且つ満足度の高いULTのひとつ」
- 「トレーサーのスキルシーリングは無限大です」
- 「バティかな?低ランクなら回復ボットでも問題ないし、ランプのおかげでミスも帳消しにできる。一方でエイム力を活かせるし、プレイヤーのエンゲージメント次第で差が出るヒーロー」
- 「ボールのスキルフロアが高すぎて新規ボーラーが育たないせいかボールに対する周囲の評価を落としている。ドゥームのほうが入りやすくてスキルの天井は高いと思う」
- 「ソルジャー。ベーシックなアビリティばかりで理解しやすい上に、エイム、ムーブ、ポジショニングをマスターするまでの天井は高い」
- 「シグマ。メインを直撃させて、岩を着弾させる。ポジショニング、戦闘テンポのコントロール、CD管理…メカニカルと理解度の両方が必要」
- 「誰もDVAをあげないのが驚きだよ」1
- 「操作自体は簡単だけど求められるプレイスタイルが直感的でなく分かりづらいのと、おそらく低ランクではフィードすることが多いからだと思う」
コメント欄ではここで挙げた以外にも、マーシーやブリギッテなど多くのヒーローのスキルレベルについても議論されています。
中には単にスキルキャップが高い、もしくは低いだけのヒーローをあげる意見もありましたが、いずれにしてもエイム以外にも求められるプレイヤーの能力が多いのが、このゲームの大きな特徴といえるでしょう。
追記:
What hero do you think has the WORST skill floor to ceiling ratio? from Competitiveoverwatch
ちなみにこれは逆に「スキルフロアとスキルシーリングが最も低いヒーローは?」というポストですが、ほぼ満場一致でモイラの名前があげられていました。プレイが容易な反面、極めても伸びしろが少ないということでしょうか。
その他、ウィドウメイカーはスキルフロアが非常に高い割にスキルシーリングが低いという意見もあります。エイム以外での学びが少ないということかもしれません。
追記2:
これは以前に紹介したKarQ先生のスキルシーリング格付け動画で評価されていたOW2各ヒーローごとのスキルレンジです。バーの左端がスキルフロアで右端がスキルシーリングと考えると分かりやすいかもです。
KarQの評価ではドゥームフィスト、ボール、エコー、トレーサーがスキルシーリングのティアーS。彼らはそもそもの敷居が高いヒーローでもあります。
コンペサブでは敷居が低くスキルフロアは低いと評価された反面、極め甲斐もあるとされたウィンストンとルシオですが、KarQの評価でも極めるのが難しいヒーローとして位置づけられています。