[OW2] シーズン18で導入されるジュノ、ハンゾー、アナ、ソジョーン、ベンチャーの新パークについて

Overwatch 2

本日、オーバーウォッチ公式ブログが更新され、シーズン18で導入される新たなパークについて説明がありました。

1週間を振り返る:パーク調整の裏側
シーズン18で大型アップデートを控えているパーク・システム。アソシエート・ヒーロー・デザイナーのスコット・ケネディがその考案と改善のプロセスをご紹介します。

記事では、ジュノ、ハンゾー、アナ、ソジョーン、ベンチャーの新パークが紹介されていましたが、以下、その引用と簡単なまとめになります。

尚、シーズン18では、各ヒーローに少なくとも1つの新パークが導入されます。

ジュノ

「スピード・ブラスター」- 新メジャーパーク

  • グライド・ブースト発動中にブラスターがフルオートになる
  • 「ロックオン」がマイナーパークに移動

ハンゾー

「矢散五裂」

  • 最初の跳弾で矢が5本に分裂(以前は3本)
  • メジャーパークに移動

アナ

「スピード・セラム」- 新マイナー・パーク

  • ナノブーストが自身と味方に移動速度40%上昇を付与
  • 「バイオテック・バウンス」がメジャーパークに移動

「バイオテック・バウンス」

  • 跳弾後の爆発で、60の回復とダメージを与える
  • 「モズ」が削除

ソジョーン

「熱エネルギー変換」- 新メジャーパーク

  • パワースライド使用時にエネルギーが50増加

ベンチャー

「スマート・エクステンダー」- 新メジャーパーク

  • Eキー入力に応じてスマート・エクスカベーターの射程が100%延長

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1週間を振り返る:パーク調整の裏側

皆さん、こんにちは!今回は、私スコット・ケネディがパーク開発の裏側、そしてシーズン18でのパーク調整の一部についてお話しします。

シーズン15で導入されたパークは、「オーバーウォッチ 2」のゲームプレイにリリース以来最大の変革をもたらしました。導入にあたって、基本のゲームプレイから逸脱しない範囲で各ヒーローのパワーアップを皆さんが実感できるように(かつ、一方的で理不尽な戦闘を生まないように)細心の注意を払った甲斐もあり、これまでにいただいたフィードバックの大半はポジティブな内容でした。皆さんから好評の声を多くいただけて、私たちも嬉しい限りです。

さて、皆さんのご意見はゲーム・デザインの観点からも非常に役立ちました。来たるシーズン18では、ここ数か月で得た知識を活かして、より私たちの方向性と一致し、かつインパクトのある新しいパークを、想定よりパフォーマンスの悪いパークと入れ替えます。今回のアップデートはすべてのヒーローを対象としており、8月27日のシーズン18開幕と同時に、最低1つの新パークを各ヒーローに導入する予定です。

パークに込められた意図

私たちはパークを開発・維持するにあたって、ヒーローの遊び方を増やし、ゲームに奥深さや新しい戦略を生むシステムを構築することを目標としました。

そのため、戦闘での影響力だけでなく、使う楽しさやわかりやすさも重視して、マイナー・パークには「プレイヤーが自身のプレイスタイルに合った強化を選べて、使う価値があると実感できるものにする」という意図を、メジャー・パークには「既存のアビリティの概念を変え、マッチの内容にも大きく影響するものにする」という意図を込めています(幸い、多くのパークは私たちの意図どおりに機能しています)。

パークの強化、弱体化、リワーク、削除は、以上の方向性に基づいて判断されています。もちろん、パークのピック率やヒーローの特定パークでの勝率のような内部データも皆さんのフィードバックと同じく重要ですが、今回の大型アップデートでは、これら当初の目標を達成することに念頭を置いています。

シーズン18のアップデート内容

私たちは、各ヒーローの現在のパークに足りない点を補完すると同時に、特定のマイナー・パークとメジャー・パークが原因で、1つのアビリティに強化が集中する状況を避けたいと考えています。

たとえば、ジュノの現在のパークのうち、「ファミリアー・バイタル」(マイナー)と「ロックオン」(メジャー)は、「パルサー・トーピード」に特化したパークです。この2つを組み合わせれば、当然同アビリティが大幅に強化されるため、これらのパークのセットはこれまで、ジュノ使いの大半にとってもはやデフォルトのような選択肢になっていました。

そこでシーズン18では、強化内容が重複している今のラインナップを見直し、ジュノのバラエティ豊かな支援能力を強化できるようにするつもりです。新メジャー・パークとして導入される「スピード・ブラスター」には、「グライド・ブースト」発動中に「メディブラスター」をフルオートにする効果があります。機動系のアビリティと連動して武器のダメージが増えるので、敵陣へとアグレッシブに攻める際に効果的でしょう。この新パークに置き換えられる予定の「ロックオン」は、「ファミリアー・バイタル」と対の選択肢として、マイナー枠に移動します。つまり「パルサー・トーピード」の強化は「クールダウン短縮」か「ロックオン速度上昇」のどちらかになり、重複することがなくなるので、今後は味方や敵の構成、戦況に応じて、パークを柔軟に選ぶ必要が出てきます。

今回アップデートの対象となっているパークは、ゲームプレイの変化に乏しいものだけではありません。ヒーローのプレイスタイルを大幅に変えるパークも一部、ロール内のバランスという観点から更新されます。

たとえば、ハンゾーのマイナー・パーク「矢散五裂」は、アビリティ「電光石火」で放つ矢が3本に分裂し、分裂した矢が追加で2回跳ね返るようになる人気のパークですが、そのダメージ量はというと、残念ながらいまひとつでした。シーズン18では、同パークがメジャー・パークに格上げされ、放つ矢が最初の跳ね返りで5本に分裂するようになります。分裂した矢のダメージは通常の矢の33%なので、理論上166%分のダメージを一度に与えることが可能です。

その一方で、アナのメジャー・パーク「モズ」は、「アビリティの特性を変える」という私たちの方向性を上手く体現しているものの、そのアルティメットの大幅な強化ぶりから対戦相手の不満を集めているため、シーズン18で削除されます。

もちろん、「モズ」の削除に伴ってアナが弱体化するというわけではないのでご安心を。もう1つの人気パーク「バイオティック・バウンス」が強化のうえメジャー・パークへと格上げされるほか、新マイナー・パークとして、「ナノ・ブースト」発動時に自身と味方の移動速度が40%上昇する「スピード・セラム」が導入されます。ぜひ、アナの新しい戦法を模索してみてください。

広がる戦略、高まる好奇心

シーズン18では、さまざまなパークが調整されると同時に、戦略の幅をさらに広げるような完全新作のパークもたくさん登場します。その全容をいま公開することはできませんが、特に注目してほしい新パークを少しだけ、ここでご紹介しましょう。

まずは新ミシック・スキンで注目を集めているソジョーンの新メジャー・パーク「熱エネルギー変換」から。このパークは、「パワー・スライド」使用時にサブ武器のエネルギーを50増やす効果があるため、攻撃前に武器をチャージしたり、戦闘の合間に生じるエネルギーの減少を遅らせるのに有用です。ソジョーンのアビリティ自体にも調整を加えるので、その相互作用には今後注視していきますが、このパークがあれば、「パワー・スライド」を逃げと攻めのどちらにも効果的に使えるようになるはずです。

便利さと面白さの両立を狙った新パークは、ほかにも登場します。たとえば、アビリティのスロット(コンソール版でいう所の利用可能なボタン)がすべて埋まっていない数少ないヒーローの1人でもあるベンチャーには、その空きスロットを活用した新メジャー・パーク「スマート・エクステンダー」が用意されます。このパークは、専用キーの入力に応じて「スマート・エクスカベーター」の射程を100%伸ばす効果があるため、武器の射程外にいる敵を仕留める際に有効です。上手く使えば、パッシブ「探検家の決意」で得られるシールドをキープしつつ攻撃を積極的に仕掛ける、といった芸当も可能になります。

皆さんがアップデートされたパークと新パークをどのように使うのか、私たちも見るのがとても楽しみです。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。引き続きマッチをお楽しみください!

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