『OWCS Asia Championship』出場全8チーム紹介

OWL 2020チームガイド:ワシントン・ジャスティス

Washington Justice

更新履歴:2020/2/14


OWL1年目となった昨季は低予算チームとの芳しくない下馬評通り、ステージ4に入るまで僅か2勝と低迷。2-2-2ロック導入後はCoreyのブレイクもありステージ4を6-1で終え、新シーズンへと希望を託している。

昨季序盤は韓国人選手主体のロスターだったものの、その後はミックスロスターに舵を切り、オフシーズン中には韓国人選手5名を含む6名を放出。一方で、昨季終盤に加入した新戦力2名の他に、3選手を補強したとはいえ、ロスターサイズは必要最低枠の8名と選手層に不安を残している。

GOATs環境ではまったく歯が立たなかったタンクラインは刷新されたものの、昨季ステージ4前に加入したスウェーデン人タンクコンビはビザが遅れまったくプレーしていないため評価が難しい。今オフに加入した韓国人3名はいずれも実績ある選手で先発ロスターに関しては昨季を上回る陣容と言える。

チームオーナー及び運営は実業家のMark Ein氏率いるWashington Esports Venturesが担う。今季のホームスタンドはダラスと並ぶ5開催と現在の人気を考慮するとかなり強気なマーケティング。ファンベースはいまだ発展途上にあるが、シーズンを通してアリーナを埋めることができるかに注目が集まる。


ダメージ:

🇺🇸Corey
🇺🇸Stratus
🇰🇷Ttuba

ザリアでは失格の烙印を押されとは言え、GOATs以降はNA最高のヒットスキャンとの評価に違わぬクラッチプレーを連発し、リーグを代表するまでに成長。ユニークなキャラクターが人気を博したStratusも2-2-2導入後は水を得た魚のようにプレー。プロジェクタイルとして質の高いパフォーマンスを発揮している。

新加入のTtubaはコンテンダーズKRで実績を積み上げてきたフレックスDPS。フランカーを得意とするが、おそらくはStratusと定位置を争うことが予想される。ワシントンはCoreyが欠場した場合に大きく戦力ダウンすることが最大の懸念材料。


タンク:

🇰🇷Roar
🇸🇪Lullsish
🇸🇪Ellivote

ワシントンに拾われた感のあるRoar(韓国)は前任者に比べれば信頼は置けるものの、オフタンクがスウェーデン人のEllivote一人のため連携面で不安を抱えている。同じくメインタンクのLullsishは今季もビザが遅れシーズン序盤を欠場する可能性が高い。

チーム唯一のオフタンクとなるEllivoteは、幼馴染であるLullisishとの連携力が買われ同時入団となったが、前述したようにシーズン序盤はコンビを組めない可能性が高い。いずれにしろ、今季もタンクラインには不確定要素が多い。


サポート:

🇰🇷Ark
🇰🇷Aimgod

ボストンでは内紛の火種となっていたAimgodも今季はパートナーがArkということもあり落ち着いた環境でプレーできる。ゼニヤッタとしてはリーグトップクラスの実力を有している。

メカニカルでは突出した部分は多くないものの、Arkのポジティブな姿勢とインテリジェンスはチームに多くのものをもたらす。さらに、バイリンガルとしてメンバー間のコミュニケーションにも貢献できる。サポートに限ったことではないが、バックアップ要員の不足は多くののリスクを孕んでいる。


コーチ:

新ヘッドコーチにはグラディエーターズでアシスタントを務めていたJohnGaltを迎え入れた。育成コーチのSup7emeはTtubaをはじめTeam Sevenで多くのタレントを育てきた人物。NYXLアカデミーを率いた経験のあるWizは最も評価されている戦術コーチの一人。さらに、昨年までヒューストンでプレーしていたBaniが個人コーチに就任。

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