先日、ブログでお伝えした、回復とダメージブーストを超高速で切り替えるマーシーに新たな進展があったようで、PCGamerがその後の興味深い展開をリポートしています。
Overwatch player builds motorized glove to become the ultimate Mercy main https://t.co/O7k9bsVSMu pic.twitter.com/zXn2OAgx4A
— PC Gamer (@pcgamer) April 7, 2022
そのマーシーの記事を読んでいない方のために、まずは先にその記事を冒頭に掲載するので、すでに読んでいる方はアンカーまで飛ばして読んでください。
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オリーサメインの配信者Eviltoasterが、配信中に超高速で回復とダメージブーストをスワップするマーシーに遭遇、redditでそのテクニックが注目を集めています。
Ran into a Mercy player in Overwatch today who no joke attached a motor to their free moving scroll wheel on their G502 mouse so they could switch between healing and damage boost so fast it does both at the same time
if you’re not doing this you’re just throwing tbh pic.twitter.com/56ioQXMP8O
— EvilToaster 🐸 (@EvilToaster) April 4, 2022
テクニックと呼んでよいのかはわかりませんが、このマーシーはとある方法で回復とブーストを超高速で切り替えることで、2つの効果をほぼ同時に常時発動させています。
キャスディをプレーしていたEviltoasterの画面では、マーシーのビームが繋がると、回復とブーストを知らせる矢印と十字が画面一杯に広がっています。
そのやり方ですが、このマーシープレイヤー曰く、ロジクールG502のマウスホイールに小型のモーターを取り付けホイールを自動で回し続けているそうです。その際、ビームの切り替えはホイールに設定します。
G502はホイールがスチール製のため回りやすく、ロックを解除し勢いよく回すとこの動画のようにかなりの時間高速で回り続けるため、実際にはモーターがなくても超高速スワップを実行することは可能かと思います。
メーカーによっては、マウスやキーボードに内蔵されているマクロで同様のことができますが、この高速スワップに実際どれほどの効果があるかについては検証の余地がありそうです。
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後日、このマーシーをプレーしていたDraco氏から手元動画がPCGamer編集部に送られてきたそうで、実際にモーターを回してプレーする光景を確認することができます。
実際にはマウスにモーターを装着するのではなく、グローブにモーターとタイヤのようなパーツが取り付けられており、その動力でマウスホイールを回しています。
気になる効果のほどですが、Draco氏は回復性能は通常時の80~90%ほどと見積もっています。
ダメージブーストに関してはウィンストンのテスラキャノンやザリアのビームのように高ティックの攻撃(高速で小刻みにダメージが出力される)とは相性がよいそうですが、ファラのロケットランチャーのような単発攻撃はうまくブーストできるかはタイミング次第で運に左右されるとのこと。
ハードウェアチートといえなくもなく、限りなく白に近いグレーといえますが、Draco氏本人としては、効率性よりもジョークのネタやチームメイトの反応が楽しくてこのモーターを使っているとのこと。
普段はダイヤ帯でプレーしており、必要であれば他のサポートヒーローでのプレーを優先し、チームにとってベストな選択をするとも話しています。尚、このモーターでランクが特に上がったということもないそうです。
当初はマウス内部にモーターを組み込む方法を考えていたものの、高度な工学の知識と3Dプリンタなどが必要なため、グローブに装着することを思いついたようです。
ちなみに冒頭の記事でも書きましたが、メーカーによってはマウスやキーボードに搭載されているマクロ機能を利用すればモーターがなくても同じことは可能と思われます。