現地1月14-15日に開催された『Will English IVitational 5』のヒーローTierリストが公開されています。
Pick Rate Tier List for Will English IVitational 5 LAN (T3/C-Tier tournament with Contenders level talent) from Competitiveoverwatch
この大会はコンテンダーズレベルのプレイヤーや学生リーグのプレイヤーが参加したT3トーナメントですが、昨季コンテンダーズNAを制したRedbird Esportsも出場しています。
Tierの定義
基本的には最終日の構成を基にしているので、強豪チームの構成に比重が置かれている。興味深いことに、初日の早い段階では、最終日よりもオリーサを見かける頻度が多かった。
- Meta: 最も多く見た構成(ラムラッシュ)。
- Flex Picks: 上記メタ構成の派生ピック。
- Somewhat Picked: メタ構成とは明らかに異なる構成のピック。
- Ocassionally Picked: 主に特定のチームに見られたピックやワントリック。
- Niche: コントロールやペイロードの特定のセクションで見られたニッチピック。上記Tierと似ている。
- Not picked: 文字通りゼロピック。
補足事項
ラマットララッシュ構成がメタ
ラムラッシュは昨季OWLファイナルで見たラッシュ構成1を進化させたような構成。コアはキリコ、ソジョーン、ルシオで同じだが、ゲンジとラマットラが加わっている。ラマットラはウィンストンと比較してバーストダメージとバルク(体力/耐久力)があり、ルシオのスピブとも非常に良いシナジーを発揮する。また、ウィンストンのバリアを撃ち抜くこともできる。ゲンジは主に機動力目当てで選ばれているようで、トレーサーとの交換も可能。OWLではトレーサーが重視されたが、ゲンジは巷で揶揄されているようなミームピックとは程遠い存在。序盤のラウンドではジャンカークイーンを試しているチームもあった。決勝は特定のマップ以外はほとんどがラムラッシュ構成。
組織化されたメタではマーシーは選ばれない
高ランクのラダーではマーシーに対する不満が多く見られるが、マーシーはサーキットのようなスナイパー向けのマップでしか登場しなかった。ソジョーンはマーシーがいなくても十分ひとり立ちできており、このレベルの試合になるとマーシーの蘇生を処理するのがとても上手い。また、ホッグもあまりプレイされることはなかった。
アナはほとんど見かけず
アナは阻害持続の1秒増加と75ダメージ/回復というバフがあった。これはベータ時代の異なる環境ではゲームブレイキングになる可能性もあったが、この環境ではアナがなにか仕事をしようとする前に轢き殺されてしまう。アナの主な防御手段であるダーツもキリコによって解除されてしまう。アナに出番があるとすれば、キリコがメタから外れてからになるかもしれない。
その他の質問について
キリコが大幅ナーフされたらモイラを使ったラッシュコンプが新メタになるか?
モイラ自体は実用性に乏しいが、以前モイラを入れた同じコンセプトの構成が存在していたこともある。
ランクマッチでもこの構成が流行るか?
OWL決勝後もランクはアナメタからリーパー/ソジョーン/ウィンストン/キリコ/ルシオ構成にシフトした記憶がある。個人的にマーシーのナーフがない限りこのメタが流行ることはないと思っており、その理由としては、連携や強調性のないランク環境ではマーシーを処理することが難しい。今のランクのタンクではオリーサやホッグほどラマットラは快適にプレイできないかもしれない。
OWLレベルでもこのメタを採用するか?
スクリムの情報もないので判断のしようがない。